Amazon Kindle Unlimited で DTM&音楽系書籍をタダで読みつくせ!

  • 2020年9月24日
  • 2021年10月10日
  • その他

Kindle unlimited とは、Amazonの提供する、計200万以上の電子書籍が読み放題のサブスクリプションサービスです。月額980円(税込み)で30日の無料お試し期間もあります。

漫画・小説・文芸・趣味などさまざまなジャンルを網羅していますが、実は音楽教本関連も広くカバー。音楽理論・アレンジ・ミックス・その他業界情報などの基礎知識は、ここで一気にさらっておくと、とても安上がりに音楽が学べます。

Cubase / Logic pro などの DAW 系教本 
ボカロ・DTM関連テクニック本
J-POP・ロックアレンジのテクニック本
サンレコ等のミックス・レコーディング関連本
音楽ビジネス関連本

などなど、音楽関係者にとっておなじみの書籍が網羅されています。

もしお金がキツイ方は、

最初の無料期間(30日)に興味のある音楽本を出来るだけたくさんイッキ読みしてしまえば、費用対効果の高い音楽の学習ができるのでお得

かと思います。

音楽教本は、安くとも一冊1,500円程度はするので、月額980円での読み放題はひじょうにコスパが良いと言えるでしょう。

肝心の内容はネットの無料記事よりもずっと歯ごたえがあります。著者は皆音楽のプロで、バックに出版社の編集もついているので内容に間違いがないのは当然と言えば当然。

濃密な内容の教本

また、一冊で完結&体系的な構成で Youtube チュートリアルのような飛び飛びの「つまみ食い」的内容でないので、まじめに取り組めばとても学習効果の高い投資だといえるでしょう。

DAWのプロジェクトデータなど、付属CD/DVDのデータもネットからダウンロードできるので、配慮が行き届いています。

PCやスマホでも閲覧できるので、専用端末などは必ずしも必要ありません。マルチデバイス対応で、スマホアプリは5台、PCアプリは1台まで書籍データを共有可能。

ということで、この記事では、Kindle unlimited で音楽系書籍を読むことについて、メリット・デメリット・口コミ・具体的な使い方について説明します。

Kindle Unlimited で読める音楽系書籍

音楽書籍タイトル

以下は、Kindle Unlimited で読める、主だった音楽書籍の表紙のスクリーンショット。

他の音楽系ネット記事では、各書籍個別の購入を勧めているようですが、単品を買うと当然高いです。Kindle unlimited では、多くの書籍が追加費用無しで読めます。

次に主だった音楽書籍をピックアップしていきます。

Cubase 11 SERIES 徹底操作ガイド(期間限定キャンペーン)

<Cubase 最新バージョン(2021年現在)のイロハが学べる徹底解説本>

インストール・入出力設定等の基礎編から、レコーディング・ミキシングセットアップの応用編まで、総数400頁以上に及ぶ、Cubase 最新バージョンの解説本。巻末の「やりたい操作・知りたい機能」逆引き索引付きの親切設計。長くCubaseのお供に使える一冊。

最近の DAW は機能が多すぎるので、初心者はガイドブックを傍において学ぶと良いでしょう。期間限定で、Kindle unlimited で読めるのは今のうちです。

➡ 参考:【外部リンク】Cubase 11 SERIES 徹底操作ガイド

CUBASE PRO 10ではじめるDTM & 曲作り

<実際に曲をつくりながら、Cubaseの操作と音楽制作の基本が学べる本>

前半は Cubase の機能について、初心者にも分かりやすく網羅的に解説。後半は、実際のプロジェクトデータを元に、Cubaseで曲をくみ上げていく過程が体験できます。Cubase の使い方と音楽制作の基礎知識の両方をカバーした贅沢な一冊。

本書の対応バージョンは Cubase10ですが、最新のCubase11と内容は9割方同じ。11のCubase ガイドが読み放題で無い場合はこちらを手にしてもOK。

➡ 参考:【外部リンク】CUBASE PRO 10ではじめるDTM & 曲作り

サウンド&レコーディング・マガジン

<最新の音楽情報やスキルが学べる、スタジオエンジニアリングの王道雑誌>

今年(2021年)で創刊40周年の定番音楽雑誌。最新機材のレビューから国内海外のメジャーアーティストのインタビュー記事などを網羅。

書店で購入すると価格が\1,100なので、これ一冊読むだけで月々のサブスクの元が取れてしまいます。毎月Kindle unlimitedで読めるので、定期購読しているのと同じです。

➡ 参考:【外部リンク】サウンド&レコーディング・マガジン 2021年11月号 Kindle版

レコーディング/ミキシングの全知識[改訂版]

<レコーディング・ミキシング関連機材・スキルについて徹底解説した書籍>

アナログ全盛の時代からのキャリアを持つ、ベテランエンジニア著者が初めての方に向けて書いた書籍。分量としては8割がマイク・アウトボード&レコーディングの解説。2割がミキシングの解説。著者曰く「レコーディングとミキシングは一連のプロセス」というのは納得の一言です。

➡ 参考:【外部リンク】レコーディング/ミキシングの全知識[改訂版]

マンガでわかる!音楽理論

<マンガ形式で音楽理論が学べる、初心者向けの音楽理論の本>

初心者が音楽理論を学ぶポイントは、「基本的な概念を誤解なく確実に覚える」です。楽典で学ぶ知識の中でも、基本かつ最重要の「倍音」「音程」「音階」にフォーカスをしぼった一冊。初心者にはイメージの難しい概念を、漫画形式で分かりやすく説明してくれます。

➡ 参考:【外部リンク】マンガでわかる!音楽理論

エンジニア直伝!クリエイターのためのミックス&マスタリング最新テクニック

<現役クリエイターによるサウンドデザイン・ミックステクニックのムック本>

前線で活躍するエンジニア・サウンドクリエイターが日々のスタジオワークで獲得した、独自のノウハウが凝縮されている一冊。立体的なサウンド配置に欠かせない、トランジエント解説にそこそこ誌面を割いているのが印象的。

その他、「自宅ミキシング10の落とし穴」「サチュレーションのテクニック」「動作別のコンプ使い分け」など、具体的なスキルを紹介。

➡ 参考:【外部リンク】エンジニア直伝!クリエイターのためのミックス&マスタリング最新テクニック

スグに使えるディレイ&リバーブ・レシピ

<ディレイ・リバーブだけにフォーカスをしぼった解説&レシピ本>

リバーブ・ディレイ等の空間系エフェクトは、経験とセンスがモロに出るため、ごまかしがききません。細かいパラメーターやインサーション・センドの違いなど、基本的知識から、楽器別の効果的な使い方などを広く網羅。経験の浅い方は、勘に頼らず、プロの知識を叩き台に独自のアプローチを研究すると良いでしょう。

➡ 参考:【外部リンク】スグに使えるディレイ&リバーブ・レシピ

作曲・編曲・作詞でプロになりたい人が成功する方法 挫折する理由

<失敗したくない、本気で音楽のプロを志す人が読むべき本>

いかにしてコンペを勝ち抜き、プロの作曲家・作詞家になるかの方法とメンタリティを解説した、現役音楽クリエイターによる書籍。プロになりたいが、何をしていいのか分からない、今自分のやっていることが正しいのかどうか分からないといった方への一冊。

➡ 参考:【外部リンク】作曲・編曲・作詞でプロになりたい人が成功する方法 挫折する理由

その他のタイトル

読み放題で目に付いた、著名な一般書籍も載せておきます。幅広い見識を身に着けるための教養本も幅広くカバー。もちろん息抜き用の軽い書籍もたくさんあります。

Kindle Unlimitedのメリット・デメリット

ここでは、Kindle unlimited のメリット・デメリットについて説明します。

■ メリット
  • すぐに解約しても30日間無料で読める
  • 月に1・2冊読めば元が取れる
  • バックに出版社がついている
  • 場所を取らない
■ デメリット
  • 読み放題タイトルに変動がある
  • 10冊のダウンロード制限がある(抜け道アリ)
  • コピペ文字数制限がある(抜け道アリ)

メリット

すぐに解約しても30日間無料で読める

30日経過を待たずに、すぐに解約してしまっても、30日間無料で書籍がよめます。「タダで読みたかっただけなのに、うっかり忘れて有料課金されてしまった」ということを避けたい方は、安心して書籍を楽しめます。

月に1・2冊読めば元が取れる

音楽書籍は安くとも一冊1,500円前後はします。Kindle unlimited だと月額980円なので、ひと月1・2冊読むだけで元が取れてしまいます。どれだけ読んでもそれ以上課金されないので、学習意欲のある方ほどコスパが良くなると言えるでしょう。

バックに出版社がついている

ネットの音楽記事やYoutubeコンテンツとは違い、書籍には出版社と編集がバックについています。書籍の執筆は短くても数か月、長いと一年以上の推敲を重ねて行われています。しっかりした構成と誤解のないテキストでじっくり学ぶのが、確実な音楽スキルアップへの道と言えるでしょう。    

場所を取らない

電子書籍なので場所を取りません。モバイルに入れて通勤通学・休憩時間などのスキマ時間に読めば貴重な時間の有効活用になります。6台の端末までデータを共通出来るので、複数のスマホ・PC・タブレットでの閲覧もOK。

デメリット

読み放題タイトルに変動がある

Kindle unlimited の読み放題タイトルは、定期的に変動があるようです。ただ音楽系書籍はどちらかと言えば変動が少なく、安定して読み放題適用されているタイトルが多いと感じます。

10冊のダウンロード制限がある(抜け道アリ)

一度に10冊までしかダウンロードできないというデメリットがあります。

10冊を超えてダウンロードする場合、どれか1冊を手放すように指示されます。ただ、一度でもダウンロードした書籍はアプリに履歴が残るので、再ダウンロードは可能。

とはいえ、抜け道はあるようです。以下にリンクを貼っておきます。


➡ 参考:【外部リンク】Kindle Unlimitedの10冊制限を解除する方法を紹介


また、現在、一部のユーザーで同時所有冊数が20冊になる現象が報告されています。実験的に導入し、将来の実装可否を検討していると思われます。


➡ 参考:【外部リンク】Kindle Unlimited、20冊借りられる人も

コピペ文字数制限がある(抜け道アリ)

Amazon の書籍は読み放題か否かに関係なく、書籍ごとにコピペ文字数の制限があります。クラウドノートなどに、印象に残った内容を残しておきたい場合に不便。少し手間なやり方ですが、以下に抜け道のリンクを貼っておきます。


➡ 参考:【外部リンク】【合法】文字コピー禁止のKindle本で文字コピーする方法

Kindle Unlimitedの口コミ

肯定的な口コミ

否定的な口コミ

Kindle Unlimitedの利用手順と解約

ここでは、Kindle unlimited を使う手順について説明します。

サインイン

最初に、コチラのリンクから kindle unlimited 登録画面にアクセス。

トップ画面左の「サインイン」をクリックしてログインします。アカウントをお持ちでない場合は、「Amazon アカウントを作成」よりアカウントの作成をしてください。

ログイン後、「30日間の無料体験を始める」をクリック。「Kindle unlimited へようこそ」が表示されたら登録完了です。(※ 無料体験期間中なので課金されません)

なお、時期によっては「2か月で299円」などの別のお試し体験コースもありますが、その場合は無料体験と違い一括課金対象です。ご注ください。

アプリのインストール

次に、コチラのリンクからアプリのダウンロードページにアクセス。以下の赤枠ボタンからダウンロードし、インストールを完了してください。パソコン版・スマホ版両方入れておくと良いでしょう。

使い方

Kindle は、「ブラウザで書籍を検索・ダウンロード」「アプリで書籍データを開いて読む」という使い分けをします。

まず、ブラウザで読みたい書籍を探しましょう。書籍の読み放題検索はこちらのリンクよりアクセス。Amazonの商品検索と同様、検索窓にキーワードを入れて探します。

商品画面にある「Kindle Unlimited」マークが読み放題適用書籍の目印。「読み放題で読む」をクリックでアプリのライブラリにタイトルが転送されます。

次に、アプリを開き、左端メニューの「すべて」をクリック。ライブラリにキープされている全タイトルが表示され、先ほど借りた書籍の表紙があるのが確認できます。

次に表紙を右クリックし、「ダウンロード」を選択。ダウンロードが始まります。

ダウンロードが完了したら、右クリック「初めに戻る」で書籍が閲覧できます。

以上はPCアプリでの使い方ですが、スマホアプリでも同じ感覚で使用することが出来ます。

解約方法

解約方法について説明します。

Amazon 画面の左上「アカウント&リスト」より注文履歴をクリック。注文履歴ページで「kindle unlimited」の商品欄から「購買登録の管理」をクリック。

さらに、管理ページ左より「Kindle Unlimited 会員登録をキャンセル」をクリック。このページで無料お試し期間の正確な終了日がチェックできます。覚えておきましょう。

「メンバーシップを終了する」で解約完了です。

まとめ

以上、Kindle unlimited で音楽書籍を読む、についての説明でした。

繰り返しますが、登録して即日解約しても、30日の無料期間は残ります。なので無料期間をオーバーしたくない方は即日解約すると良いでしょう。(再度無料期間を得るには1年あける必要があります。)

お試しで何冊かの音楽本を読めば分かると思いますが、なかなかの手ごたえある内容です。活字離れの今こそ、ライバルの目の付けていない、メディアで学ぶのはアドバンテージになるし、長期的にペイします。

ぜひお試しください。